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まとめサギ速編集部

【詐欺ニュースまとめ 10/27】新潟の60代男性は金塊2億7206万円相当、呉の70代男性は暗号資産2億267万円

27日に報じられた詐欺は約15件。ニセ警察で新潟の男性が金塊2億7206万円相当、呉の男性が暗号資産2億円超を失った。鈴鹿市議の助成金詐欺1.9億円の起訴、15歳の受け子の逮捕も目立った。

1. 郵便局員から警察官へ、金塊を4回置かされた 新潟中越の60代男性、2億7206万円相当

2026年の県内特殊詐欺で最高額だ。7月下旬、1人暮らしの60代男性に郵便局員を名乗る男が電話をかけた。「荷物から違法薬物が出た」。続いて警察官役が登場する。「口座が犯罪に使われている」。メッセージアプリには偽の逮捕状の画像まで届いた。「身の潔白を証明する必要がある」。男性は証券を売り、金塊を購入。さらに「自宅に置くとトクリュウに狙われる、警察で預かる」と言われ、8月中旬から9月下旬に4回、無関係な会社の敷地へ金塊を置いた。合計は2億7206万円相当。連絡が途絶えたのを不審に思い、生成AIに相談して発覚した。警察は、潔白の証明に金塊購入や振り込みを求めることは絶対にないと強調している。

2. 「資産を暗号資産に変えて送れ」 呉の70代男性、2億267万円相当 運搬役の「道具屋」の女を逮捕

広島県警は27日、大阪市の自称・風俗店従業員の女(33)を詐欺容疑で逮捕した。奴らの手口はこうだ。2025年11月ごろから26年1月ごろ、警察官を装って呉市の70代男性に電話。「東南アジアの詐欺グループにあなたが関わっている」「取引を分析するので、資産を暗号資産に変えて送金しろ」。男性は2億267万円相当を送らされた。女は電話番号を偽装する「電話交換機」の運搬に関わった疑いで、「全くわからない」と否認している。今月は設置に関与した「道具屋」の男(31)も逮捕済み。この交換機を使った事件は全国で約90件、被害は約7億3000万円にのぼるという。

3. カンボジア拠点の「オーナー」、初公判で認否を留保 佐々木裕介被告(39)

法廷に立ったのは、詐欺拠点の頂点とされる男だ。住居不定・会社役員の佐々木裕介被告(39)は27日、名古屋地裁の初公判で答えは弁護人に一任すると述べ、弁護側は認否を留保した。起訴状によると、去年、かけ子らと共謀して警察官になりすまし、茨城県の男女から3200万円あまりを詐取した罪などで起訴された。被告はカンボジアの拠点を実質的に管理していたとみられ、今年6月に日本へ移送され、愛知県警に逮捕されていた。実行役ではなく、拠点を握る側。その全容が法廷でどこまで明らかになるか。争う姿勢か、認めるのか。判断は持ち越された。

4. 保育園の開所時間を水増し、助成金1.9億円 鈴鹿市議の桐生常朗容疑者(34)を在宅起訴

保育園の助成金が、市議の懐に入った疑いだ。名古屋地検特捜部は27日、三重県鈴鹿市議で保育園設置事業会社の代表・桐生常朗被告(34)を詐欺罪で在宅起訴した。2022年1月から25年12月、実際は1日11時間未満・週5日の開所だったのに「13時間・週6日」と偽って申請。企業主導型保育事業の助成金を22〜25年度で約1億9千万円だまし取ったとされる。妻(32)も24〜25年度分について共謀したとして在宅起訴された。地検は2人の認否を明らかにしていない。桐生被告は2019年の市議選で初当選した2期目で、26日付で議長に辞職願を出した。経営する保育園は8月ごろから休園している。

5. SNSの「日本人女性」が持ちかけた天珠のオークション 札幌の70代男性、2450万円

宝石を競りに出せば儲かる。そんな甘い話が、2450万円に化けた。札幌市東区の70代男性は7月18日、SNS上で日本人女性を自称する相手とやり取りが始まった。8月18日、「十二眼天珠」というチベット産の希少な宝石をオークションに出せば利益が出ると誘われる。やがて代行者を名乗る人物から「8640万円で売れた」と告げられたが、利益を受け取る条件として保険金・関税・出品手数料の名目を並べられ、指定口座に複数回振り込んだ。計約2450万円。利益が戻らず、10月5日に警察へ相談して発覚した。札幌中央署は、必ずもうかると投資を勧める話は詐欺の可能性があると呼びかけている。

6. 横領した会社の金3000万円は「ロマンス投資詐欺」に? 熊本の元代表・山内比呂志容疑者(57)を再逮捕

被害者を名乗った男が、今度は横領の容疑者になった。熊本県警は27日、農作物の梱包会社の元代表・山内比呂志容疑者(57)を業務上横領容疑で再逮捕した。2022年11月、会社の口座から約3000万円を自分の口座へ移した疑いで、「記憶にない」と否認している。山内容疑者は2023年、22年8〜11月に恋愛感情を利用した投資詐欺で1億5000万円を失ったと警察に被害届を出していた。警察は会社の口座の情報から、横領した金がそのロマンス投資詐欺に使われたとみている。2024年10月ごろの会社関係者の相談が捜査のきっかけで、今月5日には別の2900万円の着服容疑で逮捕されている。余罪も調べる。

7. 「示談金300万円」と息子を装う電話 受け子は15歳の中学生、東大阪の駅で現行犯逮捕

現金を取りに来たのは、中学3年の15歳だった。大阪府警河内署は27日、住居不定の少年を詐欺未遂容疑で現行犯逮捕したと発表した。25日から26日にかけ、大阪府内の80代男性に息子を名乗って電話。「女性を妊娠させた」「相手の夫から示談金300万円と言われた」。男性が200万円なら出せると答えると、「なら200万借りるわ」と指定してきた。26日朝、息子本人に確かめて詐欺と発覚。通報後に届いた電話では「弁護士見習いを行かせる」と告げられ、東大阪市内の駅へ。警戒していた警察官が、現れた少年を逮捕した。少年は府内を転々としていたという。認否は明らかにされておらず、署は関与の経緯を調べている。

8. 佐賀の特殊詐欺は9月末で11億8000万円、うちSNS型投資詐欺が5億2000万円超

数字が重い。佐賀県警によると、県内の特殊詐欺は今年9月末現在で319件、被害額11億8000万円。そのうちSNS型投資詐欺は86件、5億2000万円を超えた。被害額の4割以上を、SNSから入る投資話が占める計算になる。27日に佐賀市で開かれた防犯・暴力追放の県民大会では、防犯の功労者14人と9団体が表彰され、SNS型投資詐欺の手口を紹介する寸劇も披露された。会場には関係者約200人が集まったという。電話で脅す古いやり方に加えて、画面越しに信頼を築く手口が被害を押し上げている。見えない相手に金を預ける。その前に、立ち止まれるかが問われている。

9. 「あなたの無実を証明するため」玄関前に現金を置かされた 藤枝市の80代女性、1600万円

静岡県藤枝市の80代の無職女性が、複数回にわたり計1600万円をだまし取られた。9月上旬、携帯電話に郵便局員や警察官を名乗る人物から連絡が入る。「荷物を預かっています」。続いて、「あなた名義の口座が資金洗浄に使われ、詐欺の犯人と疑われている」。そして決め台詞だ。「無実を証明するには、お金を調べる必要がある」「取りに行く人がいるので玄関前に現金を置いてください」。女性は10月上旬までの間、指示のまま自宅敷地内に現金を置き続け、そのたびに何者かに持ち去られた。警察は、捜査の名目で現金の振り込みや送金を指示することはないと注意している。不審な連絡は、一度電話を切ること。

10. UAEに逃げていたかけ子の20代2人を逮捕 ホテルを転々とした詐欺グループは約170件・5億7千万円

海外へ逃げても、逃げ切れなかった。警視庁は27日、住居・職業不詳の25歳と26歳の男を詐欺容疑で逮捕した。2人はUAEで現地当局に拘束され、この日、成田空港へ移送された。グループは国内のホテルを渡り歩き、部屋を根城に電話をかけ続けていたとされる。2022年4月から23年5月に1都9県で約170件、約5億7千万円の被害が出ており、これまでに指示役ら15人が逮捕されている。25歳の男は22年11月、80代女性に息子を装い、電車にカバンを忘れたとうそをついて3600万円をだまし取った疑い。26歳の男は同年12月、千葉市の70代女性から200万円をだまし取った疑い。2人は23年3月に出国していた。

11. 生成AIでフィッシングサイトを作成 17歳の少年と19歳の男を書類送検、入力された情報は即座に手元へ

道具は、生成AIだった。滋賀県警は27日、フィッシングサイトで他人の決済情報を不正に取得した疑いで、無職の17歳の少年と19歳の男を書類送検した。2人は生成AIを使ってサイトを作り、個人情報が入力されると即座に自分たちへ情報が流れる仕組みにしていたという。取得した情報を使い、ショッピングサイトでゲーム機3点を購入したなどの疑いがあり、先月以降、すでに2度逮捕されている。調べに対しては「間違いありません」と容疑を認めている。偽サイトを作る敷居は下がった。見た目が本物そっくりでも、リンクから入力する前に、公式アプリやブックマークから開き直す習慣が防波堤になる。

出典:朝日放送

12. USDTそっくりの偽トークンで「支払い完了」を装う Binanceが「偽決済詐欺」に警鐘

画面には、ドル換算の金額まで表示される。Binanceは27日、USDTやBTCに似せた偽造トークンで決済を装う「偽決済詐欺」への注意を呼びかけた。偽トークンは名称やロゴを本物に似せ、ミームコイン向けのローンチパッドなどで低コストに発行できる。詐欺師は供給量の大半を握り、2000〜5000ドル規模の流動性プールを用意して取引可能な資産に見せかける。被害者が商品やサービスを渡した後に偽トークンを売り抜けると、プールの本物の資産が引き抜かれ、価値は事実上ゼロへ。TikTokアカウントを0.9BNBで売った利用者が、出金できない偽BNBを受け取った例もある。対策は、コントラクトアドレスの照合と換金できるかの確認だ。

13. 証券会社の社員を装い、出張入金サービスを名目に1000万円 福井で中国籍の26歳男を逮捕

現金を受け取りに来たのは「証券会社の社員」だった。福井南署は27日、中国籍で住居不定の自称転売業の男(26)を詐欺容疑で逮捕したと発表した(逮捕は今月7日)。去年3月、福井市の70代男性に会い、投資名目で現金1000万円を受け取った疑いだ。背後には役割分担がある。何者かが証券アナリストやそのアシスタントを装い、VIP向けの専属窓口と称して出張入金を勧めていたとみられる。男は「金を受け取って運んだだけで、詐欺とは知らなかった」と一部否認している。この男性は、SNSを通じたうその投資話でも2000万円余りをだまし取られており、警察はグループの犯行とみて調べている。

14. 警察官役の電話で500万円を受け取りに行った男(23)、4回目の逮捕 香川県警

逮捕はこれで4回目だ。香川県警三豊署は27日、住所不定無職の男(23)を詐欺容疑で逮捕した。富山県の80代(当時)女性が標的だった。2026年3月上旬、警察官になりすました氏名不詳者が自宅に電話をかけ、「調べる必要があるので口座からお金を引き出して」。さらに、金は自宅で保管し、受け取りには別の警察官が行くと告げた。その「別の警察官」役として3月24日に女性宅を訪れ、現金500万円を受け取った疑いが持たれている。男は別の特殊詐欺事件ですでに3回逮捕されており、余罪の捜査で富山の事件への関与が強まった。調べに対し「逮捕容疑は合っている」と認めている。

15. AI配信を売りにした投資で24.5億円 ベトナム警察が7人を立件、被害者は数万人

海の向こうでは、AIをうたった投資が数万人を巻き込んだ。ベトナム公安省刑事警察局は、AIのライブ配信で商品を販売するとうたう「タタオ・ライブ」を舞台にした詐欺グループを摘発し、7人を資産詐取やマネーロンダリングの容疑で立件した。入金総額は4040億ドン(約24億5000万円)。2025年6月以降、ハノイに2社を設立し、仮想キャラクターが商品を自動販売する仕組みだと宣伝していた。実際にはアプリに商品や注文のデータはなく、後から入った人の金を先の人への支払いに回す構図だった。今年4月に出金ができなくなり、事務所は閉鎖。当局は86億ドン超を回収したが、被害者の大半は取り戻せていない。

断言する。「潔白の証明」に金や金塊を求める電話は、100%詐欺だ。

新潟では金塊2億7206万円相当、呉では暗号資産2億円超。手口は違っても、奴らの台詞は同じだ。「あなたの無実を証明する」「預かって調べる」。藤枝でも、玄関前に置かせた現金が消えた。警察が捜査の名目で金や金塊の購入、振り込みを求めることはない。加えて、15歳が受け子に使われ、生成AIが偽サイトの材料になった。担い手も道具も、若く、手軽になっている。現金を渡す前に家族へ本人確認の電話を一本。新潟の男性を救ったのが生成AIへの相談だったように、第三者の目を一度挟めば、流れは止まる。

※各項目は報道各社の記事や公的機関の発表をもとに、編集部が事実を整理して独自に構成したものです。容疑者・被告の氏名は報道時点のもので、有罪が確定したことを意味しません。
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