フィッシング詐欺の手口と見分け方
「お荷物をお届けに上がりましたが不在のため持ち帰りました」。そのリンクの先は、本物そっくりの偽サイトだ。
これが奴らの台本だ
- 有名企業をかたるSMSやメールが届く
宅配業者、銀行、クレジットカード会社、通信会社、ネット通販、税務署などをかたる。「不在通知」「利用停止」「未払い」など、急いで開かせる文面が多い。
- 本物そっくりの偽サイトに誘導する
ロゴやデザインをそっくりまねたサイトを用意する。アドレスは本物とよく似ているが、少しだけ違う。
- ID・パスワード・カード番号を入力させる
ログイン、本人確認、支払い情報の更新などの名目で、大事な情報を入力させる。
- 盗んだ情報で不正に使う
カードの不正利用、ネットバンキングからの不正送金、アカウントの乗っ取りなどに使われる。
こんな言葉が出たら要注意
- 「お荷物をお届けできませんでした」
- 「アカウントが一時停止されました」
- 「お支払い方法に問題があります」
- 「24時間以内に確認しないと利用できなくなります」
- 「未納料金があります」
断言する。SMSのリンクからログインしてはいけない
銀行やカード会社がSMSやメールのリンクからパスワードやカード番号を入力させることは、基本的にない。心当たりがあっても、届いたリンクではなく、公式アプリやブックマークした公式サイトから確かめるべきだ。
最近報じられた実例
- 「TikTok18+」「Pet Vox」の偽アプリ 愛媛でスマホを遠隔操作され、3カ月で27件・約730万円
- ビックカメラなど契約企業の顧客情報が流出、そのままの配信基盤から約713万通の不審メール アララメッセージの不正アクセス
- 社長を名乗るメールで経理担当者が980万円を振り込む 長野・飯田市の会社、警察が詐欺で捜査
- 出たのは大分県警の50代職員 国際電話の自動音声から「148万5000円の腕時計を購入」と告げられる
- 宿泊予約システムの流出情報で偽メッセージ 豪州で「予約がキャンセルされる」とWhatsAppからカード情報入力を迫る
- 「入国の申請は15分で許可」のはずが来なかった お笑いタレントがタイ入国の偽サイトで100ドル
- AI音声の詐欺電話に「応じる」「分からない」が16.5% 危機の姉妹を装うクローン声では36.1%
- 生成AIでフィッシングサイトを作成 17歳の少年と19歳の男を書類送検、入力された情報は即座に手元へ
- 本物の銀行アプリを開いたのに画面は偽物 国税庁をかたるメールが入り口、信金や銀行が相次ぎ注意喚起
- 【続報】漏れた予約情報で詐欺被害が世界中に 欧州委員会がブッキング・ドットコムを調査
- 「最終確認通知書」のハガキは無視 国民生活センターが注意喚起
- 防災メールが詐欺メールの発射台に アルカディアの不正アクセス、約142万通の不審メールを配信
よくある質問
- 宅配業者からの不在通知がSMSで届きました。
- 本物の宅配業者が、SMSのリンクからIDやカード番号を入力させることはありません。心当たりのない通知はリンクを開かず、公式アプリか伝票番号から確認してください。
- 偽サイトを見分ける方法はありますか?
- URLが公式と違う(綴りが似ている、余計な文字列が付く)、日本語が不自然、入力させる項目が多すぎる、が典型です。リンクからではなく、ブックマークや検索から自分で開くのが確実です。
- カード番号を入力してしまいました。
- カード会社に利用停止と再発行を申し出てください。同じIDとパスワードを他のサービスでも使っている場合は、そちらの変更も必要です。