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まとめサギ速編集部

【詐欺ニュースまとめ 10/3】掛川の60代、SNS投資で8200万円 ミャンマーの詐欺拠点から日本人大学生2人を保護

対象期間に報じられた詐欺事件は約40件。掛川の60代女性がSNS投資で約8200万円、八戸・木曽・桑名では現金を“置かせる”ニセ警察が相次ぎ、ミャンマーの拠点から日本人大学生2人が保護された。

1. 「元本5000万円で永久に運用できる」 掛川の60代女性、17回の送金で約8200万円

ゴールを見せる。そして、そこまで払わせる。 静岡県掛川市の60代女性が、現金と暗号資産を合わせて約8200万円をだまし取られた。入り口は6月上旬、SNSに出ていた株式投資の広告だ。そこで“投資家”を名乗る人物とつながり、元本の合計が5000万円に届けば、ずっと投資を続けられる、と誘われた。 やり取りの相手はやがてLINEの女に移る。肩書は投資家の“アシスタント”。送金は17回に及んだ。現金も、暗号資産も。報道によれば、警察に相談した後も送金は続いたという。 掛川署の管内で今年度に起きた詐欺のなかで、最も大きな被害額だ。 「目標まであと少し」は、裏を返せば「まだ足りない」の繰り返しである。目標額を示されるたびに、出口は遠ざかる。

2. 室外機の脇、敷地内、自宅のポスト 八戸1239万円、木曽1760万円、桑名1000万円 “置いておけ”の指示

手渡しすらさせない。置かせて、持ち去る。 青森県の60代男性のスマートフォンに9月2日ごろ、関西空港の職員を名乗る男から電話。あなたの荷物から他人名義の免許証が出た、という。相手は“大阪府警の警察官”に代わり、LINEへ。ビデオ通話には制服姿の男と警察手帳。お金の番号を調べると言われ、男性は5日、1239万円を布袋に入れて室外機のそばに置いた。翌日の昼にはもうなかった。 長野県木曽郡の60代男性は、警察官をかたる者からのメールが始まりだった。自宅の敷地内に現金を置くよう指示され、計1760万円。 三重県桑名市の70代女性は1000万円。8月6日に郵便局員を名乗る者から連絡があり、ビデオ通話で偽の警察手帳を見せられ、現金を自宅のポストに入れさせられた。 警察が現金を外に置かせることはない。

3. 罪名は「詐欺ほう助」、ニセ逮捕状で“保釈金300万円” 北斗の70代、沼津の20代看護師も

LINEに届く逮捕状。もちろん偽物だ。 北海道北斗市の70代女性に9月8日、宅配便の社員を名乗る男から、札幌に送った荷物から現金が出た、と電話。続いて“警察官”がLINEの通話で、口座の金が詐欺の被害金かもしれない、調べる、と告げた。女性は9月24日〜10月1日に2回振り込んだ。被害額は690万円とも960万円とも報じられている。 奴らはさらに、罪名を「詐欺ほう助」とした偽の逮捕状の画像を送り、保釈金として300万円を要求。手持ちが尽き、家族に借金を相談して発覚した。 静岡県沼津市の20代の看護師の男性は、税関で金塊入りの荷物が止まっている、という電話から、大阪府警や検察を名乗る者に麻薬取引の容疑者だと言われ、外国人名義の口座に50万円を振り込んだ。届いたのは偽の逮捕状や誓約書の画像。同僚の指摘で気づいた。

4. 「休暇中に高収入」の誘いからミャンマーの拠点へ 日本人大学生2人、約20日間“かけ子”を強いられたか

夏休みのバイト。その行き先は詐欺拠点だった。 タイ警察は2日、ミャンマーと国境を接するタイ西部カンチャナブリ県で、9月30日に日本人の男子大学生2人を保護したと明らかにした。年齢は2人とも20歳とする報道と、20歳と21歳とする報道がある。 2人は高収入をうたう誘いに乗ってタイへ渡った。SNSの求人だったとも、日本人の仲介者に誘われたとも伝えられている。到着後、国境の向こうのミャンマー側パヤトンズーへ連れて行かれ、中国人が率いるグループの下で日本向けの電話詐欺をさせられた。拒めば暴行、日本の家族にも危害を加える、と脅され、帰国したければ身代金を払えとも迫られたという。 約20日後、2人は隙を見て家族に連絡し、大使館を通じた要請で救出につながった。拠点にはほかにも日本人が2人いたという。

5. 東ティモールで日本人7人拘束、偽の警察制服も押収 壊滅したはずのミャワディには“再建”の動き

潰しても、場所を変えてまた立つ。 東ティモールの首都ディリで2日、現地当局が特殊詐欺の拠点とみられる建物を捜索し、日本人7人を含む外国人ら16人を拘束した。地元メディアが報じた。日本の警察を装って電話をかけていたとみられ、建物からは偽の警察官の制服や帽子、ノートパソコン、携帯電話が押収されたという。マレーシアでも先月、計15人の日本人が拘束されたばかりだ。 一方、ミャンマー東部のミャワディ。中国とミャンマーが昨年、共同で摘発し、複数の拠点を潰した場所だ。ところが中国メディアによると、今年に入って拠点が次々と建て直され、SNSでの人集めも始まっているという。ミャンマー軍は8月、マンダレーで詐欺などに使われた携帯のSIMカード計50万枚を止めたとしている。 東南アジアの地図の上で、拠点は動き続けている。

6. 【続報】ラオス拠点の9人、一部が上三川の強盗殺人の“主導役”と面識か

10月2日に伝えた、ラオスを拠点とする特殊詐欺グループの初摘発。その9人の一部に、別の重大事件との接点が浮かんだ。 捜査関係者によると、9人の一部は、栃木県上三川町で5月、民家の女性が殺された強盗殺人事件の主導役とされ、国際手配されている益田和彦容疑者(48)と面識があるとみられる。栃木県警は両者の関係も調べる方針だ。 逮捕されたのは、いずれも住所不定・無職の阿部紗耶佳容疑者(41)、具志堅湧人容疑者(27)、近藤貴仁容疑者(49)ら23〜64歳の男女9人。6月17日、福島県郡山市の67歳の男性に警察官を装って電話をかけ、現金をだまし取ろうとした詐欺未遂の疑いが持たれている。 海外の詐欺拠点と、凶悪事件の手配容疑者。その線がどこまでつながっているのか。捜査の行方を追う。

7. 仲間内の呼び名は「アシスタント」 受け子に“偽の最高裁資料”を渡した40歳を逮捕

奴らの組織には役割がある。この男の呼び名は「アシスタント」だった。 警視庁は、台湾出身の張清哲容疑者(40)を詐欺などの疑いで逮捕した。8月、仲間と共謀して警察官を装い、福岡県の70代男性に電話。郵便法違反で逮捕状が出ている、と脅して620万円をだまし取り、さらに約870万円を取ろうとした疑いが持たれている。 警視庁によると、張容疑者は海外のトクリュウ型詐欺グループの一員。担当は現金の回収と、受け子への小道具の受け渡し。別の事件では、被害者の名前や生年月日を書き込んだ偽の最高裁判所の資料を封筒に入れ、受け子に渡していたという。 調べには、荷物を受け取る仕事は4、5回やった、という趣旨の話をしている。 電話の声の裏で、“本物らしさ”をこしらえる裏方がいる。

8. SNSのバイトに「出資金」 凍結された口座の名義人が窓口に、72歳を緊急逮捕

口座を差し出した側が、最初に捕まる。 愛知県警中署は、名古屋市中区の無職・宮島亮容疑者(72)を詐欺の疑いで緊急逮捕した。仲間と共謀し、9月14日ごろ、群馬県の61歳の女性から5万円をだまし取った疑いだ。 女性はSNSでアルバイトに応募した。届いたLINEは、出資金を振り込めば固定給とは別に利益の2割を払う、という内容。振込先が宮島容疑者の口座だった。 発覚は10月2日。宮島容疑者が金融機関を訪れ、口座が凍結された人が来ている、と金融機関から通報が入った。調べに対し、結果としてはそうなる、報酬が目的だった、と容疑を認めている。 警察は背後にいるグループの実態を調べている。 “稼げるバイト”の入り口で金を払わせ、その金は他人名義の口座を通って消える。名義を貸した者だけが表に残る。

9. 「仮想通貨で5年分の税金未納、追徴金300万円」 三鷹のアパートで張り込み、24歳の受け子を現行犯逮捕

息子を名乗り、弁護士を名乗る。今度の口実は“税金”だ。 静岡県湖西市の70代女性に、9月下旬から10月1日にかけて電話があった。仮想通貨で5年分の税金を納めていない、追徴金は300万円――。現金は東京都三鷹市のアパートへ送るよう指示された。 止めたのは銀行員だった。女性が現金を引き出そうとした際に不審に思い、待ったをかけた。女性は警察に通報。送り先のアパートで張り込んでいた捜査員が、現れた東京都新宿区の自称無職の男(24)を詐欺未遂の疑いで現行犯逮捕した。受け子とみられている。 男は、荷物は受け取ったが中身は分からない、と容疑を否認している。 家族、弁護士、税金。肩書を重ねて信じ込ませる。だが、現金を宅配で送れという指示が出た時点で、答えは出ている。

10. 【続報】A5指定に最低のC1、3か月で20回・9033パック 水迫畜産の元取締役を送検

10月1日に再逮捕を伝えた、ふるさと納税の牛肉の等級偽装事件。元取締役の身柄が3日、鹿児島地検に送られた。 送検されたのは、指宿市の畜産加工会社・水迫畜産の元取締役、水迫政輝容疑者(55)。2023年、返礼品の加工品でA5やA4を指定されながら最低のC1などを使った商品を納め、県内の会社から約6350万円をだまし取った疑いが持たれている。 新たに伝えられたのは偽装の規模だ。等級を偽った納品は2023年9月からの3か月で計20回、9033パックにのぼるという。水迫容疑者は調べに対し、黙秘すると話している。 肉の選定を1人で担っていた立場。警察は、安い等級の肉を使って差額で利益を得ようとした疑いがあるとみて、動機や余罪を調べている。

11. 入金から48時間は外へ送れない bitFlyerが“クールダウン”導入、本人確認から90日未満が対象

送金の勢いを、時間で止める。 国内の暗号資産交換業者bitFlyerは、詐欺被害や不正な資金移動を防ぐため、10月15日から「クールダウン」を導入すると発表した。 対象は本人確認を終えてから90日未満の個人。日本円を入金すると、そこから48時間は暗号資産を外部アドレスへ送る量に制限がかかる。止められるのは、48時間内の入金合計(手数料を除く)から10万円を引いた分に相当する暗号資産。50万円を入れれば、40万円分は2日間外へ出せない計算になる。10万円以下の入金は対象外で、売買や受け取り、円の出し入れは制限されない。 SNSや投資グループ、マッチングアプリで知り合った相手に「すぐ送れ」と急かされる――。被害の典型を断ち切る狙いだ。同社は、自社が利用者に送付を求めることはないとも明記している。

12. 本物そっくりのカード会社メール、テーマパークのチケット4万7600円 札幌の20代、20万円の振り込みも寸前で保留

押したのは、見慣れた会社名のメールのリンク1つだった。 札幌市の20代の団体職員の男性に9月9日、使っているクレジットカード会社の名前でメールが届いた。リンクを開いた後の18日、カード会社から、詐欺サイトで個人情報が使われた可能性があると連絡。テーマパークのチケット代4万7600円の支払いが済まされていた。 それで終わらない。北洋銀行からもメールが来た。アプリの上限額20万円の振り込みを保留している、という。振込先は見覚えのない名前。銀行に連絡し、取り消した。 4万7600円は不正利用として、カード会社が補償する。そのカード会社は、AIの発達で正規のメールをまねた例が増え、日本語もうまくなっていると話す。 送信元を確かめる。リンクからでなく、公式アプリから開く。それが最後の防壁だ。

13. 東京は8か月で484億7000万円、過去最多の去年を上回るペース 昭島はTikTok発の投資詐欺などで去年の5倍

首都の数字が、止まらない。 警視庁によると、東京都内の今年1〜8月の特殊詐欺の被害額は約484億7000万円。過去最多だった去年を上回るペースで増え続けている。 3日、昭島市で開かれた警視庁の防犯イベントで伝えられた。昭島署の管内では今年、ビデオ通話で警察官を装って現金を奪う「ニセ警察詐欺」や、TikTokの動画から暗号資産の投資へ誘い込む「SNS型投資詐欺」が起きている。被害額は9月の時点で去年の約5倍に膨らんだという。 署長は、必ずもうかるという甘い言葉に乗らず、警視庁の防犯アプリも活用してほしいと呼びかけた。 画面の向こうの制服。動画の中の“成功者”。どちらも、手のひらのスマホ1台に、まっすぐ届く。

出典:TBS NEWS DIG

14. SNSの“女性”に勧められた取引サイト 津の70代は85万円、室蘭の50代は暗号資産640万円

地方でも、被害は毎日積み上がる。 三重県津市の70代男性は5月下旬、SNSで知り合った女性を名乗る相手から投資を勧められた。言われるまま取引サイトに登録し、6月25日と7月14日、自宅からネットバンキングで指定の口座に振り込んだ。計約85万円。さらに振り込みを求められて不審に思い、警察に相談。10月1日に被害届を出した。 北海道室蘭市では50代の女性が、暗号資産640万円相当をだまし取られた。SNSを使った投資詐欺とみられている。 同じ北海道の旭川市では、60代の男性が融資の手数料という名目で1640万円を失った。 「もう一度だけ」「あと少しだけ」。追加の要求こそが、引き返す最後の合図である。

断言する。「置け」「送れ」「振り込め」と言う警察は、どこにもいない。

この日も“警察官”が並んだ。室外機の脇に、敷地内に、自宅のポストに現金を置かせる。LINEに偽の逮捕状を送り、保釈金を求める。その電話をかけているのは、東南アジアの拠点に連れて行かれた日本の若者かもしれない。 手口は変わる。だが、本物の警察はビデオ通話で手帳を見せない。お金を預からない。振り込ませない。外に置かせない。 SNSの投資も同じだ。目標額を示し、追加を求め、出口を遠ざける。「あと少し」と言われたら、そこが止まる場所だ。

※各項目は報道各社の記事や公的機関の発表をもとに、編集部が事実を整理して独自に構成したものです。容疑者・被告の氏名は報道時点のもので、有罪が確定したことを意味しません。
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