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まとめサギ速編集部

【詐欺ニュースまとめ 10/29】ベトナム拠点のかけ子6人を逮捕・被害5億円超、埼玉のパート女性は44回の現金置きで4360万円

29日に報じられた詐欺は約15件。ベトナムの拠点で働いた「かけ子」6人の逮捕が最大の話題で、被害は5億円超とみられる。ニセ警察で4360万円を失った例や、長崎の被害26億円超も目立った。

1. ベトナムのアジトで「かけ子」 日本人6人を逮捕、被害は150件・5億円超

ベトナム北部の拠点で電話をかけ続けていたとして、神奈川・山梨両県警が日本人の男6人を詐欺容疑で逮捕した。瀬戸俊次容疑者(55)、海東卓矢容疑者(41)ら、22歳から58歳。容疑は5月、警察官を装って山口県の20代女性に電話し、「お金がきれいか調べる」とうそを重ねて100万円を振り込ませたこと。拠点は5階建て、6人はそこで生活していた。うち5人は、上位の者に旅券を奪われていた可能性があるという。発覚のきっかけは、同じグループの別のメンバーが逃げ出し、日本大使館に助けを求めたこと。現地当局が6月に6人を拘束し、10月27日から成田空港へ移送した。関与した事件は150件以上、被害は5億円を超えるとみられる。認否は明らかにされていない。

2. 偽の証券取引所で集めた金を、日用品にしてベトナムへ 栃木の物流会社社長ら3人を逮捕

詐欺で得た金を「商品」に変えて海外へ流す。そんな資金洗浄の疑いで、静岡県警が栃木県の物流会社の社長の男(37)と、ベトナム国籍の役員の男(36)、従業員の女(35)の3人を逮捕した。容疑は、昨年10月から12月にかけ、静岡県藤枝市の60代男性から投資詐欺で380万円をだまし取り、その金を含む約3200万円で日用品などを購入し、ベトナムへ輸出して資金洗浄を図ったこと。警察は、3人がインターネット上に偽の証券取引所を作って金を集めていたとみている。ベトナムで商品を売って利益を得ていた疑いもあり、捜査が続く。認否は明らかにされていない。詐欺グループの金は、電話や画面の向こうだけでなく、貿易という顔をした会社も通って洗われる。

3. 9000万円をバッグに入れさせた「ニセ警察官」役は17歳の高校生 浜松市

9000万円を受け取りに行ったのは、まだ17歳の高校生だった。静岡県警は、大阪市城東区の高校生の少年(17)を、特殊詐欺の受け子として詐欺などの疑いで逮捕した。9月、仲間と共謀して浜松市中央区の60代男性に電話し、資金洗浄の疑いをかけられていると偽り、警察官が現金を回収に向かうと伝えた。少年は警察官になりすまして男性宅を訪れ、男性が持参したバッグに入れた現金およそ9000万円をだまし取った疑いが持たれている。少年は、調べに「合っています」と容疑を認めているという。電話をかける側は安全な場所にいて、現場に立たされるのは未成年。使い捨ての構図がそのまま出た一件だ。

4. 「口座を空にして」から44回、集合ポスト付近に紙袋 埼玉のパート女性、4360万円

3月下旬、警察官を名乗る男から携帯電話に連絡が入った。「不正なお金が紛れ込んでいる。口座の現金を全部下ろして空にして」「あなたが容疑者ではない証拠を捜査する」。信じた埼玉県のパート女性は、4月15日から6月11日までの間に、現金を紙袋に入れて自宅の集合ポスト付近へ置く行為を44回繰り返した。持ち去られた額は計4360万円。自宅には偽の逮捕状まで届いていた。結果が気になって電話をかけ直したが、相手にはつながらない。7月5日に110番して発覚した。現金を渡す相手の顔すら見えないまま、2カ月近くにわたって取られ続けた。「ポストの近くに置く」という指示自体が、すでに詐欺の合図だ。

5. 平戸市の80代女性から時価2億円の金塊 「受け子」の60歳男に懲役7年

金塊2億円をだまし取った事件で、長崎地裁佐世保支部は29日、受け子として関わった埼玉県の60歳の男に懲役7年、罰金500万円の実刑判決を言い渡した。事件は昨年12月。男は警察官を装い、平戸市の当時84歳の女性をだまして、時価でおよそ2億円分の金塊を手に入れた。詐欺と組織的犯罪処罰法違反の罪。裁判官は「被害額は極めて多額で、被害者に与えた影響は大きい」と述べた。男は暴力団関係者から交通事故の賠償金を求められていたと説明したが、動機に酌むべき事情はないと退けられた。弁護人は、控訴するかどうかは今後話し合って決めるとしている。受け子は末端だが、金額次第で刑はここまで重くなる。

6. 「3倍にして返す」がんワクチンの投資話 医師免許のない被告に懲役5年

存在しない事業の話で知人から約3000万円を集め、さらに医師でもないのに医師として働いていた。大阪地裁は29日、詐欺と医師法違反で起訴されていた原田伸一被告(67)に対し、懲役5年(求刑は懲役6年10カ月)の判決を言い渡した。裁判官は、会社を立ち上げる資金を貸せば3倍で返すと、返済の意思も能力もないまま語った点を認定。2023年7月から8月に、香川県の70代男性へ作り話の出資を依頼し、合わせて約3000万円を送金させた。さらに2024年9月から翌年4月にかけて、経歴をごまかして大阪市のクリニックに勤め、およそ400万円の報酬を受け取った。裁判官は、相手の信頼につけ込んだ卑劣な犯行だと指弾し、反省の姿勢も見えないと断じた。

7. 【続報】住友生命の元職員を送検 消費者金融のカードを28人に作らせ、2800万円も

「社員用の特別な預金枠がある」とうそを言い、顧客から金をだまし取ったとして逮捕された、住友生命保険の元営業職員・佐藤美香容疑者(54)について、新たな事実が報じられた。会社の内部調査で、顧客26人から約2240万円をだまし取った疑いがあることが判明済みだったが、さらに、顧客ら少なくとも28人に消費者金融のカードを新たに作らせ、お礼を渡す代わりに手元へ集め、約2800万円を借り入れていたことも分かった。被害総額は5000万円を超えるとみられる。これまでに顧客4人へ930万円を弁済し、残る1310万円は会社が補償している。「借金の返済や生活費に使った」と話している。警察は29日に身柄を検察庁へ送り、全容の解明を進める。

8. アプリ上の「利益」は本当に出金できた 西予市の介護士の女性、1570万円

愛媛県西予市の60代の介護士の女性が、SNSの投資話で約1570万円をだまし取られた。8月中旬、投資広告から別のSNSへ誘導され、2人の相手に勧められた投資アプリを入れた。操作すると利益が出たように表示され、出金手続きをすると実際に口座へ振り込まれたため、本物だと信じ込んだ。ここが罠だった。「投資資金を入れて利益を大きくしよう」と促され、8月下旬に80万円を振り込む。やがて残高が6000万円と表示されたので全額を引き出そうとすると、「手数料が必要」と言われた。さらに「資金を取りに行く」との連絡で、9月16日から10月21日にかけて、投資会社を装う男3人に計1490万円を現金で手渡した。警察は被害届を10月28日に受理した。

9. TikTok Liteの投資広告からLINEへ 敦賀市の40代男性、5回の振り込みで660万円

広告をタップした先は、投資の話ではなく詐欺の入り口だった。福井県敦賀市の40代の男性が、SNS型投資詐欺で現金660万円余りをだまし取られた。今年5月、TikTok Liteの「これから上がる投資銘柄」といった広告からLINEに誘導され、投資会社の従業員を名乗る複数の人物に株式投資を勧められた。さらに海外の有名証券の社員を名乗る人物の指示で、株取引サイトに登録。指定された口座に振り込むとサイト上で利益が出ているように見えたため、もっと増やそうと5回にわたって追加で振り込み、9月24日までの被害額は計660万5173円に達した。県警は特殊詐欺事件として捜査している。振込先が個人名義なら、その時点で詐欺だ。

10. 「韓国人女性」とマッチングアプリで知り合い、ショッピングサイトの運営へ 金沢市の60代男性、560万円

金沢西署は29日、金沢市内の60代の男性が、SNS型ロマンス詐欺で約560万円をだまし取られたと発表した。男性は9月21日、マッチングアプリで、石川県内に住む韓国人女性を名乗る人物と出会う。やりとりの中で好意を示された後、家電などを売るネットショップを一緒に運営しようと持ちかけられた。そこから商品の仕入れ代金として、指定の口座へ送金する日々が始まる。9月29日から10月7日までの間に12回、合計およそ560万円。恋愛感情と副業の話を同時に持ち出すのが、この手口の定石だ。わずか9日間で12回という送金のペースは、冷静に考える時間を与えない設計に見える。相手の素性は、結局のところ確かめようがなかった。

出典:北國新聞

11. 弘前さくらまつりの露店を暴力団組長が不正取得 稲川会系の木村博美容疑者ら3人を逮捕

桜の名所の祭りまで、資金源にしようとしていた。弘前さくらまつりの露店出店をめぐり、うその申請書で出店権を得た詐欺の疑いで、青森県警が指定暴力団・稲川会系の組長で無職の木村博美容疑者(55)、飲食店経営の七戸孝之容疑者(56)、農業の阿部誠容疑者(41)を逮捕した。条例で暴力団員は出店できない。実際の営業者は木村容疑者だったのに、七戸容疑者が営業すると偽って、3月18日ごろ、市に許可申請書を提出したとされる。3人は知人同士で、警察は木村容疑者の組織の資金獲得が目的とみている。弘前市長は「誠に遺憾」とし、審査方法や確認手続きの厳格化などを進めるとコメントした。

12. 長崎の特殊詐欺、9月末で26億2838万円 昨年1年間の25億円を超え過去最悪

長崎県内の特殊詐欺の被害額が、まだ年末を迎えないうちに去年の1年分を超えた。県警の発表では、1月から9月末までの被害は422件、総額約26億2838万円。昨年1年間の約25億3500万円を、すでに上回っている。内訳で最も多いのはSNS型投資詐欺で108件。昨年の同じ時期より36件増え、被害額は2倍以上の約11億7500万円だ。次いでニセ警察詐欺、SNS型ロマンス詐欺が続き、この3つの手口で被害額のおよそ9割を占める。県警の生活安全企画課は「現状は危機的状況」と述べ、物価高による将来への不安から投資への関心が高まっていることも、被害が増えた要因の1つと分析している。金を渡す前に警察や家族へ相談するよう呼びかけた。

13. 「重要な書類が入ったバッグを盗まれた」 息子をかたる電話で80代男性、現金150万円とカード2枚

静岡市駿河区の80代の男性が、息子を名乗る男の電話に引っかかり、約150万円の現金と、カード2枚を奪われた。10月16日、男性宅の固定電話が鳴った。「重要な書類が入ったバッグを盗られてしまった」「書類がないと契約が結べない」「お金を引き出しておいてほしい」。電話はもう一度かかってきて、今度は「上司の息子さんが受け取りに行く」と告げられた。男性は、訪れた男に現金とカード2枚を手渡している。後になって息子本人に相談したところ不審に思い、警察へ被害届を出した。警察は特殊詐欺として捜査し、親族から急にお金が必要だと言われたら、まず詐欺を疑って家族や警察に相談するよう呼びかけている。

14. 「真犯人を捕まえるため現金を確認する」 北上市の80代男性、検察官を名乗る相手に1000万円超

今月、岩手県北上市に住む80代の男性が、検察官を名乗る人物から電話を受けた。話の中身は、「真犯人を捕まえるために現金を確認する」というもの。男性はこの言葉を信じ、現金1000万円余りを相手側に渡し、だまし取られた。警察が詐欺事件として捜査を進めている。警察官の次に検察官が出てくる、ニセ警察詐欺の派生形だ。肩書が上がるほど話が本物らしく聞こえる、という計算が透ける。現金を確認する、預かる、受け取りに行く。捜査を理由にそう言ってくる公的機関は存在しない。そう言われた時点で電話を切り、相手の番号ではなく自分で調べた番号か、家族に連絡する。それだけで、1000万円は守れた可能性がある。

15. 架空の投資会社の社員になりすまし 備前市の71歳男性から303万円、福岡県の62歳男を逮捕

岡山県警備前署は27日、福岡県に住む無職の男(62)を詐欺の疑いで逮捕した。逮捕容疑は、氏名不詳者と共謀し、5月以降、架空の投資会社の社員に成り済まし、SNSを通じて備前市の71歳の男性に投資話を持ちかけたというもの。男性は計303万円をだまし取られたとされる。福岡県在住の男が、岡山の男性を狙った形だ。SNS型の投資詐欺は、広告やメッセージで全国に網を広げるため、被害者と容疑者が同じ地域にいるとは限らない。男は氏名不詳者との共謀を指摘されており、背後にグループの存在がうかがえる。男の認否や、グループ内での具体的な役割は、報道では明らかにされていない。投資話は、会ったことのない相手から持ちかけられた時点で疑う。

断言する。詐欺グループは、電話をかける者も金を受け取る者も使い捨てにする。

ベトナムの拠点では6人がパスポートを取り上げられていた可能性があり、浜松では17歳が9000万円を受け取りに走らされた。かけ子も受け子も、上の人間にとっては替えのきく駒だ。その一方で、埼玉のパート女性は44回、紙袋を置き続けた。長崎では被害額が1年分を超えた。手口は電話からSNSの広告、アプリ上の偽の利益へ移っても、金を一度でも他人に渡した時点で終わる構造は変わらない。「口座を空にしろ」「現金を確認する」「手数料が必要」。この3つが出たら、相手が誰であれ詐欺だ。

※各項目は報道各社の記事や公的機関の発表をもとに、編集部が事実を整理して独自に構成したものです。容疑者・被告の氏名は報道時点のもので、有罪が確定したことを意味しません。
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