【番外編】金融庁が警告した「Hantec Markets」 令和8年10月の警告一覧に載った海外のFX業者
令和8年10月、金融庁の警告一覧に、サービス名「Hantec」を提供するHantec Markets Limitedなどが載った。「hantec markets 出金拒否」などの検索候補も出ている。編集部が公的な記録と素性を調べた。判定は詐欺の疑い濃厚。
- サギ速の判定
- 詐欺の疑い濃厚
- 調査対象
- Hantec Markets(Hantec Markets Limited ほか)(www.hantecmarkets.com)
- 公的な情報
- 金融庁 無登録で金融商品取引業を行う者の名称等
発端
金融庁の無登録業者の警告一覧は、令和8年10月の分として「Hantec Markets Limited、Hantec Markets Holdings Limited」を載せた。提供するサービスの名称は「Hantec」とされている。
10月28日にGoogleの検索候補を調べると、「hantec 出金」に続いて「hantec markets 出金拒否」「hantec trader 出金」が出ていた。
編集部が調べたこと
金融庁の警告の中身
一覧によれば、Hantec Markets LimitedとHantec Markets Holdings Limitedは、インターネットを通じて店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていた無登録の業者として載っている。サービス名は「Hantec」。公表は令和8年10月の分で、一覧のうち最も新しい公表月に入る。
ドメインの登録情報
hantecmarkets.com の登録日は2008年11月11日、期限は2027年11月11日、ネームサーバーはCloudflareだった。hantec.com は2001年7月18日の登録で、期限は2028年7月18日、最終更新は2026年8月28日だった。どちらも古いドメインである。警告された名義とこれらのドメインの運営者が同じだと示す記録は、編集部では確認できていない。ドメインの履歴だけで、運営者の素性は判断できない。
サイトの表示
www.hantecmarkets.com を開くとページは表示された。見るだけで、登録や入力はしていない。日本の登録を示す記載は確認していない。
編集部がしていないこと
サイトの登録、ログイン、入力、送金、問い合わせはしていない。確認したのは、金融庁の公表、ドメインの登録情報、サイトの表示、検索候補だけである。出金できなかったという個別の投稿は、今回は元の投稿として示せるものを確認できていないため、判定の根拠にはしていない。検索候補に出る言葉は、検索されているという事実を示すだけで、被害の有無を示すものではない。
- 金融庁の無登録業者の警告一覧に、Hantec Markets LimitedとHantec Markets Holdings Limitedが令和8年10月の分として載っている。内容は、インターネットを通じた店頭デリバティブ取引の勧誘(根拠:金融庁 無登録で金融商品取引業を行う者の名称等)
- ドメイン hantecmarkets.com は2008年11月11日に登録されている(根拠:RDAP(hantecmarkets.com の登録情報))
- 警告された名義とサイトの運営者が同一かどうか
- 運営者の実名と実際の所在地
- 被害に遭った人の数と金額
- 実際に出金できなかった例
相手側の言い分
サイトから日本向けの連絡窓口を確認できず、編集部から連絡は取っていない。
断言する。金融庁の一覧に載った「Hantec Markets」に、金を預けるな。
Hantec Marketsは、令和8年10月に金融庁の無登録業者の警告一覧に載った名前だ。日本向けに店頭デリバティブ取引を勧誘するには登録が要る。載っているということは、登録のないまま勧誘していたということだ。海外で名の通った名前でも、日本で登録がなければ同じである。勧誘されたら、入金する前に、金融庁の一覧で名前を調べること。載っていれば、そこで終わりだ。
Hantec Markets(Hantec Markets Limited ほか)、またはよく似たサイトで「出金できない」「税金や保証金を求められた」「個人名義の口座に振り込まされた」という方、勧誘を受けた方の情報をお寄せください。編集部が調べます。提供者の身元は公表しません。
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