【番外編】「AVORQIX」は出金の前に税金・手数料を求める 掲示板に同じ趣旨の書き込み、ドメインは登録から約1カ月
「出金の手続きをしようとすると、先に税金(手数料)が必要だと言われる」――10月10日、被害掲示板にAVORQIXをめぐる書き込みがあった。ドメインの登録は9月10日。判定は詐欺確定。
- サギ速の判定
- 詐欺確定
- 調査対象
- AVORQIX(avorqix.com)
- 公的な情報
- 公的機関の警告・処分・逮捕報道は確認できず
発端
10月10日、詐欺の被害を投稿する掲示板「詐欺相談なび」の新着口コミ一覧に、AVORQIXのページが並んだ。
ページには、同じ日の夜に「出金の手続きをすると先に税金(手数料)が必要だと言われる」という書き込みと、「出金ができなくなるとの情報が入っている」という書き込みの2件が残っている。編集部は、これらを発端にAVORQIXの素性を調べた。
編集部が調べたこと
「先に税金(手数料)が必要」という書き込み
10月10日21時56分の書き込みは、AVORQIXから出金の手続きをしようとすると、先に税金(手数料)が必要だと言われたり、ハッキングやマネーロンダリングの疑いが持たれていると告げられたりして、さらに送金を求められる、という内容だ。そのすぐ前の21時45分には、AVORQIXから出金できなくなるという情報が入っている、という書き込みもある。どちらも金額や送金の時期は書かれていない。書き込んだ人が被害に遭った本人かどうかも、特定はできない。
出金の前に払わせる、という構図
投資の取引所は、出金の申請があれば出金するのが本来の姿だ。出金の条件として、税金や手数料を先に払わせることはない。書き込みがこの構図を指している以上、編集部はこの一点で判定を「確定」とした。ただし、根拠は2件の書き込みにとどまる。件数が少ないことは、下の「確認できていないこと」にも書いた。
登録から約1カ月のドメイン
avorqix.com の登録は2026年9月10日、期限は2027年9月10日。登録業者はGransy, s.r.o.で、運営者の名前は公開情報から分からなかった。掲示板に書き込みが出たのは、登録のおよそ1カ月後だ。
サイトは開ける
10月12日、編集部がアドレスにつなぐと、サイトは応答した(HTTP 200)。運営会社名や登録番号が確認できる記載は、確かめられていない。
編集部がしていないこと
サイトの登録、ログイン、入力、送金はしていない。問い合わせもしていない。見るだけにとどめた。
- AVORQIXから出金の手続きをしようとすると先に税金(手数料)が必要だと言われる、という書き込みが2026年10月10日にある(根拠:詐欺相談なび AVORQIX のページ(2026年10月10日の書き込み))
- AVORQIXから出金ができなくなるという情報が入っている、という書き込みが2026年10月10日にある(根拠:詐欺相談なび AVORQIX のページ(2026年10月10日の書き込み))
- ドメイン avorqix.com は2026年9月10日に登録されている(根拠:Verisign RDAP(avorqix.com の登録情報))
- 送金した金額と時期
- 請求された税金・手数料の額
- 実際に出金できた人がいるかどうか
- 運営会社の名前・所在地・金融ライセンスの有無
- 書き込んだ人が被害に遭った本人かどうか
相手側の言い分
サイトの問い合わせ窓口への入力・送信はしない方針のため、編集部から連絡は取っていない。運営者の連絡先も公開情報からは確認できなかった。
断言する。出金の前に「先に払え」と言う取引所は、出金させる気がない。
AVORQIXについて確かめられたのは、出金の際に先に税金や手数料を求められるという書き込みがあること、ドメインの登録が9月10日であることだ。金額や運営者までは分かっていない。それでも、出金の条件として先払いを求められた時点で、その先に出金はない。さらに送金を求められても、そこで止めること。
AVORQIX(avorqix.com)、またはよく似たサイトで「出金できない」「税金や保証金を求められた」「個人名義の口座に振り込まされた」という方、勧誘を受けた方の情報をお寄せください。編集部が調べます。提供者の身元は公表しません。
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