【番外編】IRMGTは「資産倍増計画」のLINEグループへ誘う? 関東財務局が無登録で警告、入金先は毎回違う個人名義
LINEの「資産倍増計画」に誘われたIRMGTは、関東財務局が無登録業者として警告済み。入金先は毎回変わる個人名義だったという相談もある。判定は詐欺確定。
- サギ速の判定
- 詐欺確定
- 調査対象
- IRMGT(IRMGT株式会社を名乗る投資サイト)(www.irmgt.jp)
- 公的な情報
- 関東財務局 無登録で金融商品取引業等を行う者について(IRMGT株式会社)
発端
2026年10月11日、詐欺の被害を投稿する掲示板「詐欺相談なび」の新着口コミ一覧に、「IRMGT(irmgt.jp)は詐欺?」という投稿が並んだ。投稿数は8件。
IRMGTをめぐっては、今年2月3日にもYahoo!知恵袋に、LINEグループで「資産倍増計画」という株投資に誘われたという相談が投稿されている。編集部は、これらを発端にIRMGTを調べた。
編集部が調べたこと
関東財務局の警告
関東財務局は2025年12月19日、「IRMGT株式会社」を無登録で金融商品取引業を行う者として警告した。公表資料によると、この業者は自社サイトに「金融商品取引業者として正式に金融庁に登録している投資助言業者」「一般社団法人日本投資顧問業協会に加入」と表示していた。所在地は「不明」とされ、業者名や所在地は虚偽の可能性があるとも注記されている。
知恵袋の相談:入金先は毎回違う個人名義
2月3日の知恵袋の質問では、相談者がLINEグループへの招待を受けて参加したと書いている。回答者が引用した相談者の文言によると、入金の際は毎回振込先が変わり、個人名義だった。不安になって出金を試すと、少額は実際に出金できた。回答者は、最初に少額の出金に応じて信用させるのがこの種の詐欺の常套手段だと指摘している。相談者は、追加で入金する前に気づけたと礼を述べている。
本物の投資助言会社になりすましていた
IRMGTが表示していた「金融庁に登録している投資助言業者」「日本投資顧問業協会に加入」という文言は、福岡の実在する投資助言会社、GloveBambooのサイトにある説明と同じだ。同社は自社サイトの「重要なお知らせ」で、自社のサイトを模倣した虚偽のサイト(ISSAR LIMITED、IRMGTなど)が個別株の推奨を装い、LINEなどのSNSグループへ誘導して金銭の振込を要求する詐欺が強く疑われる、と注意を呼びかけている。IRMGTは、実在の業者の看板を借りた偽サイトだ。
編集部がしていないこと
IRMGTのサイトの登録、ログイン、入力、送金はしていない。LINEグループにも参加していない。公的機関の発表と、投稿された相談を読むにとどめた。
- 関東財務局が2025年12月19日、IRMGT株式会社を無登録業者として警告している(根拠:関東財務局(無登録で金融商品取引業等を行う者について:IRMGT株式会社))
- LINEグループに誘われた相談者が、入金先は毎回変わる個人名義だったと書いている(2026年2月3日の知恵袋の質問)(根拠:Yahoo!知恵袋(2026年2月3日の質問))
- 実在の投資助言会社GloveBambooが、自社を模倣した虚偽サイトとしてIRMGTを名指しして注意を呼びかけている(根拠:GloveBamboo株式会社の公式サイト(重要なお知らせ))
- 実際の運営者が誰か
- 被害に遭った人の総数と被害総額
- 相談者以外に出金を拒まれた人がいるか
相手側の言い分
運営会社の所在地は不明で、サイトにも確認できる連絡先がないため、編集部から連絡は取っていない。
断言する。LINEグループの「資産倍増計画」に、本物はない。
IRMGTは、関東財務局が警告した無登録業者で、入金先は毎回変わる個人名義だったという相談がある。実在する投資助言会社の看板を借りた偽サイトだとも、その会社自身が告げている。最初の少額の出金に応じて信用させ、あとで大きな額を入れさせる。登録番号を名乗っていても、LINEグループへ誘うのは詐欺の入口だ。入金先が個人名義なら、そこで止まれ。
IRMGT(IRMGT株式会社を名乗る投資サイト)、またはよく似たサイトで「出金できない」「税金や保証金を求められた」「個人名義の口座に振り込まされた」という方、勧誘を受けた方の情報をお寄せください。編集部が調べます。提供者の身元は公表しません。
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