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番外編投資詐欺サギ速編集部

【番外編】「APAG株式会社」は登録業者の商号と財務局の番号を借りた名前 金融庁は2月に警告を出していた

詐欺の被害を投稿する掲示板で、APAG株式会社(japan-apagcompany.com)に11件の書き込みがある。金融庁は2026年2月、登録業者の商号と財務局の登録番号を詐称していたとして、この名前を警告に載せている。判定は詐欺の疑い濃厚。

サギ速の判定
詐欺の疑い濃厚
調査対象
APAG株式会社(japan-apagcompany.com)
公的な情報
金融庁 無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について(APAG株式会社、令和8年2月掲載)

発端

10月21日、詐欺の被害を投稿する掲示板「詐欺相談なび」の口コミ一覧に、APAG株式会社のページが並んだ。ページへの投稿は11件で、最新の書き込みは14時33分、「実在の登録業者の番号を表示した偽サイトですので注意してください」というものだった。

編集部は、この書き込みを発端に、金融庁の警告一覧とドメインの登録情報を調べた。

編集部が調べたこと

金融庁の警告一覧に「APAG株式会社」がある

金融庁の「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」に、APAG株式会社は令和8年2月付で掲載されている。区分は「ウェブサイト上に金融商品取引業を行う旨を表示したもの」。説明にはこうある。当該業者はウェブサイト上で「A.P.アセットマネジメント株式会社」、「金融商品取引業」、「関東財務局長(金商)第2785号」などと表示し、登録を受けた金融商品取引業者の商号や財務局の登録番号等を詐称していた。

借りられたのは実在の会社の名前

ここが肝だ。金融庁の記載は、登録を受けた業者の商号と登録番号が、無関係の者に使われたということを示している。名前を使われた会社は、被害を受けた側である。APAGの名で届く勧誘と、登録業者そのものを、混同してはならない。番号が本物でも、それを掲げる相手が本物とは限らない。

ドメインは2025年12月の取得

japan-apagcompany.com のドメイン登録日は2025年12月21日、期限は2026年12月21日。登録情報の最終変更も同日だった。金融庁の警告が出る約2カ月前に取られている。運営者の名前は、公開されている登録情報からは分からなかった。

掲示板には2月から10月まで書き込みが続く

詐欺相談なびのページには、2026年2月1日から10月21日まで11件の書き込みがある。2月には「始めは少額で取引させ、出金もさせて信用させる」手口への警告、3月には「出金する際に先に手数料、税金を払う必要があると言われたら疑ってください」という注意が並ぶ。ただし、これらは一般的な注意喚起が中心で、金額や日付を伴う被害者本人の体験としては確認できていない。

サイトには接続できなかった

編集部が10月21日に japan-apagcompany.com へアクセスしたところ、接続できなかった。編集部の環境だけの問題である可能性は否定できない。サイトの登録、ログイン、入力、送金、問い合わせはしていない。

確認できたこと
確認できなかったこと
  • 実際に出金できなかった人がいるか、その金額
  • 運営者の正体
  • サイトの取引や出金の実態
  • 掲示板の書き込みが被害者本人のものかどうか

相手側の言い分

サイトに接続できず、運営者の連絡先も確認できないため、編集部から連絡は取っていない。

断言する。登録番号が書いてあっても、その番号を借りた偽物かもしれない。

APAG株式会社について確かめられたのは、金融庁が2月に商号と登録番号の詐称を理由に警告していること、ドメインが12月の取得であることだ。実際の被害額までは確認できていない。それでも、勧誘された相手が示す登録番号は、必ず金融庁の登録業者一覧で自分で引き直せ。商号と番号と所在地が一致しなければ、その相手には1円も送るな。

※番外編は、編集部が公開情報をもとに独自に調べた記事です。「確認できたこと」は公開時点で編集部が根拠を確かめた事実です。訂正・削除のご依頼はお問い合わせフォームから受け付けています。
タレコミ求む

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