【番外編】「GXY」は8月10日に作られた取引所サイト 出金の前に「税金・手数料」を求める書き込みが並ぶが、いま名前が引けない
詐欺の被害を投稿する掲示板で、GXY(gxyfinancs.com)に7件の書き込みがある。編集部が調べると、ドメインの取得は8月10日で、20日の時点でサイトに接続できなかった。金融庁の警告一覧には載っていない。判定は要注意。
- サギ速の判定
- 要注意
- 調査対象
- GXY(gxyfinancs.com)
- 公的な情報
- 金融庁 無登録で金融商品取引業を行う者の名称等(掲載の有無の確認)
発端
10月20日、詐欺の被害を投稿する掲示板「詐欺相談なび」の口コミ一覧に、GXYのページが並んだ。ページへの投稿は7件。
最新の書き込みは「出金の手続きをしようとすると先に税金(手数料)が必要だと言われ、ハッキングやマネーロンダリングの疑いを持ち出して、さらに送金を指示される」というものだった。編集部は、この書き込みを発端に、サイトの素性を調べた。
編集部が調べたこと
ドメインは8月10日の取得
gxyfinancs.com のドメイン登録日は2026年8月10日、期限は2027年8月10日。登録情報の最終変更は9月28日だった。運営者の名前は、公開されている登録情報からは分からなかった。
サイトに接続できなかった
編集部が10月20日に gxyfinancs.com へアクセスしたところ、ドメイン名からサーバーの場所が引けず、接続できなかった。編集部の環境だけの問題である可能性は否定できない。このため、取引の仕組みや運営会社の記載は確かめられていない。
掲示板の書き込み
詐欺相談なびのページには、8月30日から10月20日までに7件の書き込みがある。8月30日には「出金ができなくなるとの情報が入ってきている」、9月11日には「作られたばかりのサイトで、短期間で資金をだまし取って逃げることを繰り返している」、10月18日には「運営会社不明の取引所」、20日には出金前の税金・手数料の要求と、ハッキングやマネーロンダリングの疑いを理由にした追加送金の指示への警告が書かれている。ただし、金額や日付、やり取りの経緯は書かれておらず、被害者本人の体験かどうかは、この掲示板だけでは確かめられない。
金融庁の警告一覧には載っていない
金融庁が公表する無登録業者への警告の一覧を10月20日に取得し、「GXY」で検索したが、該当はなかった。載っていないことは、登録業者であることを意味しない。国内で営業できる業者かどうかは、金融庁の登録業者の一覧で別に確かめる必要がある。
編集部がしていないこと
サイトの登録、ログイン、入力、送金はしていない。問い合わせもしていない。確認したのは、ドメインの登録情報、サイトへの接続、掲示板の書き込み、金融庁の一覧だけである。
- gxyfinancs.com に、出金の前に税金や手数料を求められ、さらに追加送金を指示されるとする書き込みが2026年10月20日にある(根拠:詐欺相談なび GXY のページ(2026年10月20日の書き込み))
- ドメイン gxyfinancs.com は2026年8月10日に登録されている(根拠:RDAP(gxyfinancs.com の登録情報))
- 実際に出金できなかった人がいるか、その金額
- 運営会社の名前・所在地・金融ライセンスの有無
- サイトの取引や出金の実態
- 掲示板の書き込みが被害者本人のものかどうか
相手側の言い分
サイトに接続できず、運営会社の連絡先も確認できないため、編集部から連絡は取っていない。
断言する。出金の前に「税金」「手数料」を求める取引所に、追加で送るな。
GXYについて確かめられたのは、ドメインが8月10日の取得であること、20日にサイトへ接続できなかったこと、掲示板に出金前の請求への警告が並んでいることだ。実際の被害までは確認できていない。それでも、運営者が分からない相手が「出金の前に先払い」を求めてきたら、それは出金の条件ではなく、追加で金を取るための口実だ。送る前に、金融庁の一覧で登録の有無を確かめろ。
GXY(gxyfinancs.com)、またはよく似たサイトで「出金できない」「税金や保証金を求められた」「個人名義の口座に振り込まされた」という方、勧誘を受けた方の情報をお寄せください。編集部が調べます。提供者の身元は公表しません。
情報提供フォームへ