【番外編】「finsunoribi」は10月4日に作られたばかりの取引所サイト 開こうとしても応答なし、出金前の「手数料・税金」警告が並ぶ
詐欺の被害を投稿する掲示板で、finsunoribi.com に6件の書き込みが集まった。編集部が調べると、ドメインの取得は10月4日、サイトは19日夜の時点で表示されなかった。金融庁の警告一覧には載っていない。判定は要注意。
- サギ速の判定
- 要注意
- 調査対象
- finsunoribi(finsunoribi.com)
- 公的な情報
- 金融庁 無登録で金融商品取引業を行う者の名称等(掲載の有無の確認)
発端
10月19日、詐欺の被害を投稿する掲示板「詐欺相談なび」の口コミ一覧に、finsunoribiのページが並んだ。ページへの投稿は6件。
最新の書き込みは「出金する際に先に手数料、税金を払う必要があると言われたら詐欺の取引所だと疑ってください」というものだった。編集部は、この書き込みを発端に、サイトの素性を調べた。
編集部が調べたこと
作られたのは2週間前
finsunoribi.com のドメイン登録日は2026年10月4日、期限は2027年10月4日。登録情報の最終変更も同じ10月4日だった。運営者の名前は、公開されている登録情報からは分からなかった。名前の解決にはクラウドフレアのサービスが使われている。
サイトを開こうとしたが
編集部が10月19日の夜に finsunoribi.com へアクセスすると、サイトの中身は表示されず、エラーコード521が返った。これは、前段のサービスが裏側のサーバーにつながらない状態を示す番号である。掲示板には18日に「公開画面でサービス内容を確認できない仕組み」という書き込みがあり、編集部の確認結果と矛盾しない。サイトの文面を読めていないため、取引内容や運営会社の記載は確かめられていない。
掲示板の書き込み
詐欺相談なびのページには、10月9日から19日までに6件の書き込みがある。9日には「作られたばかりのサイト」、15日には「ログイン画面が他サイトと共通」、19日には出金時の手数料・税金への警告が書かれている。ただし、書き込みに具体的な被害額や日付、やり取りの経緯は書かれておらず、実際に出金を断られた人の体験かどうかは、この掲示板だけでは確かめられない。
金融庁の警告一覧には載っていない
金融庁が公表する無登録業者への警告の一覧を10月19日に取得し、「finsunoribi」で検索したが、該当はなかった。載っていないことは、登録業者であることを意味しない。国内で営業できる業者かどうかは、金融庁の登録業者の一覧で別に確かめる必要がある。
編集部がしていないこと
サイトの登録、ログイン、入力、送金はしていない。問い合わせもしていない。確認したのは、ドメインの登録情報、サイトの応答、掲示板の書き込み、金融庁の一覧だけである。
- finsunoribi.com に「出金時に手数料や税金を先に払うよう言われたら詐欺を疑え」とする書き込みが2026年10月19日にある(根拠:詐欺相談なび finsunoribi のページ(2026年10月19日の書き込み))
- ドメイン finsunoribi.com は2026年10月4日に登録されている(根拠:RDAP(finsunoribi.com の登録情報))
- 実際に出金できなかった人がいるか、その金額
- 運営会社の名前・所在地・金融ライセンスの有無
- サイトの取引や出金の実態
- 掲示板の書き込みが被害者本人のものかどうか
相手側の言い分
サイトが表示されず、運営会社の連絡先も確認できないため、編集部から連絡は取っていない。
断言する。作って2週間の取引所に、出金の前払いを求められたら、そこで止まれ。
finsunoribiについて確かめられたのは、ドメインが10月4日の取得であること、19日夜にサイトが表示されなかったこと、掲示板に警告の書き込みが並んでいることだ。実際の被害までは確認できていない。それでも、運営者が分からず、出金の前に手数料や税金を求めるという話が出ている相手に、金を送る理由はない。正規の取引所は、出金のために先払いを求めない。
finsunoribi(finsunoribi.com)、またはよく似たサイトで「出金できない」「税金や保証金を求められた」「個人名義の口座に振り込まされた」という方、勧誘を受けた方の情報をお寄せください。編集部が調べます。提供者の身元は公表しません。
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