【番外編】「サクラプライム」の規約に残っていた「新宿FX」 金融庁が警告した業者名と一致、登録住所は「ADDRESS」のまま
FX業者「サクラプライム」の規約などに「新宿FX」の名が残っていた。新宿FX株式会社は令和7年8月に金融庁が警告した業者。ドメインの取得は今年4月。判定は詐欺の疑い濃厚。
- サギ速の判定
- 詐欺の疑い濃厚
- 調査対象
- サクラプライム(sakuraprime.com)
- 公的な情報
- 金融庁 無登録で金融商品取引業を行う者の名称等(新宿FX株式会社、令和7年8月)
発端
10月15日、詐欺の被害を投稿する掲示板「詐欺相談なび」の新着口コミ一覧に、サクラプライムのページが並んだ。投稿は6件。
同じ日の午後、「規約に新宿FXという名称が残っている」という書き込みがあった。9月18日には「返金できませんか」という問い合わせも投稿されている。編集部は、この書き込みを発端に素性を調べた。
編集部が調べたこと
規約に残る「新宿FX」
サクラプライムのサイトの利用規約には「新宿FX株式会社は、セントルシアの国際ビジネス会社法に基づいて設立され」とある。プライバシーの方針には「Sakura Prime(以下『新宿FX』)」、リスク警告には「新宿FX LIMITED」の表記が出る。サクラプライムの名前に差し替えた書類の、置き換え漏れとみられる。編集部が10月15日にサイトの文面を確かめた。
空欄のままの登録番号と登録住所
同じ利用規約では、登録番号が「###」、登録住所が「ADDRESS」と、ひな型の空欄のまま公開されていた。リスク警告にも登録住所「ADDRESS」の表記が残る。トップページには東京・港区赤坂の住所が載っているが、運営会社の法人名と登録番号は見当たらない。
金融庁が警告していた「新宿FX株式会社」
金融庁が公表する無登録業者への警告の一覧に、令和7年8月付で「新宿FX株式会社」が載っている。インターネットを通じて店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていたとされ、提供サービスの名称は「ShinjukuFX」だった。サクラプライムの規約に残る社名と、この警告された業者名が一致する。ただし、2つが同一の運営かどうかまでは、公開情報から断定できない。
今年4月に取得されたドメイン
sakuraprime.com の登録は2026年4月5日、期限は2027年4月5日。登録情報の最終変更は4月9日だった。運営者の名前は公開情報から分からなかった。
編集部がしていないこと
サイトの登録、ログイン、入力、送金はしていない。問い合わせもしていない。公開されているページの文面を読んだだけである。
- サクラプライムの規約に「新宿FX」の名称が残っている、という書き込みが2026年10月15日にある(根拠:詐欺相談なび サクラプライムのページ(2026年10月15日の書き込み))
- 「新宿FX株式会社」(サービス名「ShinjukuFX」)は、金融庁の無登録業者への警告の一覧に令和7年8月付で載っている(根拠:金融庁 無登録で金融商品取引業を行う者の名称等)
- ドメイン sakuraprime.com は2026年4月5日に登録されている(根拠:RDAP(sakuraprime.com の登録情報))
- サクラプライムと新宿FX株式会社が同一の運営かどうか
- 実際に出金できなかった人がいるか、その金額
- 運営会社の名前・所在地・金融ライセンスの有無
- サイトの現在の取引や出金の実態
相手側の言い分
運営会社の連絡先が確認できず、サイトの問い合わせは登録が必要となる可能性があるため、編集部から連絡は取っていない。
断言する。社名がひな型のまま残る金融業者に、金を預けるな。
サクラプライムについて確かめられたのは、規約に別の社名が残り、登録番号と住所が空欄のままであること、その社名が金融庁の警告対象と一致すること、ドメインが今年4月の取得であることだ。運営の実体までは分かっていない。それでも、登録の根拠を示せない業者に入金する理由はない。送る前に、そこで止めること。
サクラプライム(sakuraprime.com)、またはよく似たサイトで「出金できない」「税金や保証金を求められた」「個人名義の口座に振り込まされた」という方、勧誘を受けた方の情報をお寄せください。編集部が調べます。提供者の身元は公表しません。
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