【番外編】金融庁が9月に警告した「Spec Trading」 「少額は出金できる」と信用させる手口との投稿も
2026年9月、金融庁は「Spec Trading」というサービス名で勧誘していた海外業者に警告を出した。10月6日には、被害掲示板に「最初は出金できるから大丈夫、は危険」という投稿もあった。判定は詐欺の疑い濃厚。
- サギ速の判定
- 詐欺の疑い濃厚
- 調査対象
- Spec Trading(Spec Capitals Ltd)(spectrading.com)
- 公的な情報
- 金融庁 無登録で金融商品取引業を行う者の名称等
発端
2026年10月6日、詐欺の被害を投稿する掲示板「詐欺相談なび」に、「Spec Trading」のページへの書き込みが2件続いた。うち1件は「少額、無料で取引をさせて、さらに利益をその中で出金させて信用させてきます。始めに出金できたから大丈夫というのは危険です」という内容だった。
編集部は、この名前を金融庁の警告一覧で調べたところ、2026年9月分に載っていた。
編集部が調べたこと
金融庁の警告一覧
金融庁の「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等」の一覧に、Spec Capitals Ltd(海外)が令和8年9月の分として載っている。インターネットを通じて店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていたもので、提供するサービス名称は「Spec Trading」とある。
「最初は出金できる」という罠
10月6日の掲示板の投稿は、少額の取引で先に出金させて信用させる手口を指摘している。最初の出金が通っても、安全の証明にはならない。ただしこの投稿は、書いた本人の被害の報告とまでは読み取れないため、判定の根拠にはしていない。
ウェブサイトとの関係は未確認
掲示板のページは「spectrading.com」という名前を挙げている。ただ、このドメインの登録は2014年11月で、金融庁の警告が示す業者の運営だと確かめられる記録は見つけていない。編集部は、サイトに登録も入金もしていない。
- 金融庁の警告一覧に、Spec Capitals Ltd が提供するサービス名称「Spec Trading」が令和8年9月の分として載っている(根拠:金融庁)
- 被害掲示板に、Spec Trading は少額の出金を先に通して信用させる、という趣旨の投稿が2026年10月6日にある(根拠:詐欺相談なび Spec Trading のページ(2026年10月6日の投稿))
- 警告された業者とウェブサイト spectrading.com の運営者が同じかどうか
- 被害に遭った人の数と金額
- 実際に出金できなかった例
相手側の言い分
サイトに運営会社名や連絡先を確認できず、編集部から連絡は取っていない。
断言する。金融庁が名指しした業者に、金を預けるな。
Spec Trading の名前は、2026年9月に金融庁の警告一覧に載った。無登録で勧誘していた海外業者という扱いだ。最初に少額が出金できても、それは信用させるための入口でしかない。登録のない業者に預けた金は、何かあっても守る仕組みの外にある。勧誘されたら、まず金融庁の一覧で名前を調べること。載っていれば、そこで終わりだ。
Spec Trading(Spec Capitals Ltd)、またはよく似たサイトで「出金できない」「税金や保証金を求められた」「個人名義の口座に振り込まされた」という方、勧誘を受けた方の情報をお寄せください。編集部が調べます。提供者の身元は公表しません。
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