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まとめサギ速編集部

【詐欺ニュースまとめ 9/20】岐阜で金塊と現金5000万円相当が道路脇から消えた 富良野・札幌ではビデオ通話の“制服”

9月20日に報じられた詐欺は約15件。岐阜市では金の延べ棒と現金計約5000万円相当が道路脇から持ち去られた。富良野、札幌、静岡でもニセ警察官の被害が続き、ビデオ通話で制服や逮捕状を見せる手口が目立った。

1. 「道路脇に置け」金塊1キロと現金2750万円 岐阜の70代女性から5000万円相当

特殊詐欺

奴らは、家の前の道路を金庫がわりに使った。岐阜北署が19日に発表。今年7月、岐阜市の70代女性宅に郵便局員を名乗る男から電話が入る。違法な荷物が届いている、逮捕状が出ている——。そう告げられた直後、相手は警察官を名乗る男に代わった。LINEの通話機能に誘導され、夫婦の預金額まで聞き出される。持っている資産が悪い金かどうか調べる必要がある、という理屈だった。信じた女性と夫は、指示のまま自宅前の道路脇に、3回に分けて金の延べ棒約1キロと現金2750万円を置いた。金塊の時価は約2250万円相当、合わせて約5000万円相当。置いた金は、すべて持ち去られていた。受け子と顔を合わせることすらない。電話で資産額を聞かれた時点が、分かれ道だった。

2. 画面の中の“制服” ビデオ通話で信じ込ませ、40代女性から730万円

特殊詐欺

富良野署が19日に発表した。9月7日、上川管内に住む40代女性の携帯電話に、神奈川県警の警察官を名乗る者から着信。あなたの口座がマネーロンダリングに使われている、出頭せよ——。女性が出頭できないと伝えると、相手はLINEのビデオ通話に切り替えてきた。画面に映ったのは20代くらいの男。警察官の制服を着て、警察手帳のようなものをかざしたという。ここで女性の警戒は崩れる。手持ちの金がすべて汚れた金かどうか調べる、全部送金しろ。17日から19日にかけ、指定口座へ4回、計約730万円。気づいたきっかけは、送ったLINEがいつまでも既読にならないことだった。制服は、着ようと思えば誰でも着られる。画面越しの映像は、身分の証明にならない。

3. ビデオ通話で警察手帳と逮捕状 「コンドウ・マモル」に70代女性が1000万円

特殊詐欺

札幌市南区。9月上旬、70代女性宅に警察官を名乗る男から電話が入った。あなたの荷物を預かっているが、中に違法なものが入っている。話は警視庁の「コンドウ・マモル」を名乗る男へ引き継がれ、身柄を拘束する、拘束されたくなければ金を調べる必要がある、と迫られた。LINEを交換させ、ビデオ通話で警察手帳と逮捕状らしきものを見せる。信じた女性は17日と18日、南区の金融機関2カ所で500万円ずつ、計1000万円を指定口座に送金した。発覚したのは、さらに別の金融機関で振り込もうとした時。振込先がすでに凍結されていることに職員が気づき、警察に通報した。名乗る名前も、見せる書類も、すべて作り物だ。

4. 警察官の次は検事 「口座資金の照合検査」で30代女性が250万円

特殊詐欺

静岡市の30代女性が、250万円を失った。19日、携帯電話に警察官を名乗る男から連絡。あなた名義の口座が悪用されて被害が出ている、逮捕状が出ている、口座資金の照合検査を行う——。途中で検察官を名乗る男も登場し、権威を二段重ねにしてきた。女性は言われるまま、インターネットバンキングを使って複数回に分け、指定口座へ計250万円を振り込む。通話をつなげたままの送金だった。異変に気づいたのは、突然電話が切れた後。かけ直しても、二度とつながらなかった。警察は、調査や検査の名目で現金を振り込ませることはないと繰り返す。照合検査などという手続きは、どこにも存在しない。

5. 「ダーリンに会いたい」から「投資倍増計画」へ 80代男性が1100万円

ロマンス詐欺

静岡南警察署が20日に発表。静岡市内に住む自営業の80代男性が、SNS上で接触してきた女性を名乗る相手に、現金約1100万円を奪われた。始まりは7月中旬。ダーリンに会いたい、デートしたい——。そう繰り返され、男性は好意を抱くようになる。感情が温まったところで差し出されたのが、「投資倍増計画」という話だった。7月中旬から9月中旬までの2カ月間、男性は相手の指定する口座へ6回に分けて振り込み、総額は1100万円に達した。会えないまま、金だけが消えた。奴らは恋愛感情を燃料にして、投資話に点火する。順番はいつも同じだ。警察は、SNS上でしか知らない相手から投資の話が出たら詐欺だと言い切っている。

6. わざと起こした自損事故を「交通事故」に 柔道整復師ら2人逮捕、約414万円

その他

愛媛県警は20日までに、詐欺の疑いで西条市神拝の柔道整復師・中山達也容疑者(35)を再逮捕し、同市三芳の会社員・工藤紳矢容疑者(36)を逮捕した。2人は高校の先輩と後輩の間柄だという。発表によると、工藤容疑者が2023年4月に自ら故意に起こした自損事故を、ごく普通の交通事故だったように装い、新居浜市内の保険会社などへ自動車保険を請求。診療報酬など計約414万円を詐取した疑いがもたれている。警察は捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしておらず、工藤容疑者が実際に治療を受けたかどうかも捜査中としている。中山容疑者は8月26日、交通事故で女性が治療を受けたと偽って保険金52万円余りを詐取した疑いで逮捕されており、今回の事件はその捜査の過程で浮上した。

7. 無線の音、2人がかりの応酬 旭川の70代男性が“ニセ警察官”を見破る

特殊詐欺

電話の向こうで、奴らは寸劇をやっていた。旭川市の70代男性のもとに、知らない番号から着信。折り返すと郵便局員を名乗る男が出て、次に福岡県警を名乗る男に代わった。被害届を出したい、という話だったはずだ。ところが受話器からは、無線で誰かとやり取りするような音が漏れてくる。やがてもう1人のニセ警察官が現れ、2人で応酬を始めた。個人情報が不正に利用された、マイナンバーカードが偽造された模様、本部に要請します——。男性の氏名と住所を読み上げ、相違ないかと確認し合う。話はいつの間にか、大規模なマネーロンダリング事件で全面的な取り調べが必要だ、という筋書きに変わっていた。被害届の相談者が、容疑者にされている。男性は違和感を覚え、本物の警察に連絡した。被害届の受理も取り調べも、電話一本で進むことはない。警察はそう説明している。

出典:朝日放送

8. 日給75万円、一日に2500万円を運ぶ 元「出し子」が明かした仕組み

副業・もうけ話

FRIDAYデジタルが、特殊詐欺の「出し子」を長年続けたという43歳男性(仮名)の証言を報じた。2016年ごろ、副業を探していた男性が見つけた募集。喫茶店での面接で聞かれたのは、銀行口座をいくつ持っているか、それだけだったという。下ろした金の3%を渡す、と言われただけで、一度にいくら下ろすのかの説明はない。指示役との連絡手段は履歴の残らないテレグラムのみ。相手は苗字しか名乗らず、持ち逃げすればどこまでも追いかけると凄まれた。男性は作れるだけ口座を作り、自分用の1つを除いて相手に伝えた。銀行ごとの限度額に合わせ、金を何行かに振り分けて小分けに下ろす。一日に引き出した最高額は2500万円、その場で手渡された報酬は75万円。現金は紙袋に入れ、駅前や路上で、毎回違う相手に渡したという。

9. 7年間回り続けたポンジ・スキーム 主犯に禁錮11年、NFL選手も被害者に

投資詐欺

米ミズーリ州の連邦裁判所が、大規模なポンジ・スキームを仕組んだシッダールト・ジャワハル被告(38)に禁錮11年を言い渡し、だました投資家に3135万ドルを支払うよう命じた。被告はテキサス州に拠点を置く投資会社の共同創業者で、詐欺は2016年に始まったと担当判事は述べている。集めた金のほぼ全額を海外企業へ投じたが、投資先の価値が下がっても投資家には知らせず、利益が出ていると伝え、新たな投資家から金を集めて穴を埋めていた。裁判所によると、被告が会社から流用した額は3500万ドル超。そのうち本当に投資へ回ったのは1000万ドルほど。残りの金は、自家用ジェット、豪華ホテル、テキサスやニューヨークの高級住宅、衣服、高級店での飲食、会員制クラブの会費へと消えていった。投資家の中には、米プロフットボールのスター選手も含まれていた。

10. 「検察に顔が利く」で約25億ウォン 韓国、放送作家の懲役7年が確定

その他

韓国の人気グループのメンバーから約25億ウォン(約2億5000万円)をだまし取った放送作家をめぐり、ソウル中央地裁が7月末、約24億5000万ウォンの賠償を命じる判決を出していたことが19日に明らかになった。刑事裁判では昨年7月、最高裁が詐欺罪で懲役7年を確定させている。始まりは2019年。このメンバーが立件され、事件が検察へ送られた翌日、作家は検察内部の人脈で嫌疑なしにできると持ちかけ、金を要求した。実際に嫌疑なしの処分が出た後も要求は止まらない。今度は処分が覆されると不安をあおり、高位の検事に渡す金が要ると迫った。金を用意できないと訴えると、ブランド品を現金化しろ、住宅を担保に融資を受けろ、と手段まで指示した。作家に検事を動かす力など、最初からなかった。

11. 北海道は1千万円超が102件 1〜8月、投資とニセ警察が目立つ

特殊詐欺

北海道新聞が20日、道内の特殊詐欺被害の高額化を報じた。今年1〜8月のうち、1件で1千万円を超えた被害が102件。目立つのは投資名目の詐欺と、警察官を名乗る手口だという。同紙は、増えていく「利益」の表示を見て警戒が薄れ、4300万円を失った男性の例も伝えている。件数ではなく、1件あたりの金額が膨らんでいる。奴らは薄く広く集めるのをやめ、一人から根こそぎ奪う方向へ舵を切った。今日のまとめに並ぶ数字が、その証拠だ。

12. 小松の40代会社役員が400万円 狙われているのは高齢者だけではない

特殊詐欺

北國新聞によると、石川県小松市で40代の会社役員男性が400万円の詐欺被害に遭った。高齢者の被害ばかりが目立つが、この日の報道を並べてみろ。静岡の30代女性、富良野の40代女性、そして小松の40代男性。現役世代が続いている。判断力が落ちたから騙される、という説明はもう通用しない。奴らが使う武器は、警察や検察という肩書きと、考える時間を与えない圧力だ。相手が誰であろうと、その2つは等しく効く。仕事を持ち、社会的な立場があるほど「逮捕状」という言葉の重みは増す。失うものが多い人間ほど、確認より先に従ってしまう。年齢は関係ない。

出典:北國新聞

13. 交通事故を装い示談金を要求 詐欺未遂の疑いで男を逮捕、岡山・赤磐

特殊詐欺

山陽新聞によると、岡山県警赤磐署が、交通事故を装って示談金名目で金をだまし取ろうとしたとして、詐欺未遂の疑いで男を逮捕した。事故を起こしたことにして、その場で示談金を求める。古典的な手口だが、相手側に「警察沙汰にはしたくない」という心理が働くぶん、いまも通用する。保険を使えば済む話を、現金でその場で終わらせようとする。その不自然さこそが目印だ。事故を起こしたと言われたら、まず警察を呼ぶ。示談の話を先に出してくる相手は、それだけで疑っていい。今回は未遂で止まった。止まらなければ、金は一瞬で消えていた。

出典:山陽新聞

14. 「+18」から次々と着信 福岡・飯塚で不審電話が連続発生

フィッシング

西日本新聞によると、福岡県飯塚市で不審な電話が連続して発生している。警察や郵便局員をかたり、個人情報を聞き出そうとする内容だという。着信は「+18」などで始まる番号から。国際電話の番号に見えるこの表示は、発信元がどこなのかを分かりにくくする道具でもある。日本の警察が海外の番号から電話をかけてくることはない。郵便局も同じだ。心当たりのない国際番号からの着信は、出ないのが正解。出てしまっても、個人情報を尋ねられた時点で切っていい。市は啓発キャラクターまで用意して警戒を呼びかけている。連続発生とは、同じ名簿が回っているということでもある。

15. 「SNSで知り合った人に誘われた」 自称高校生を詐欺未遂容疑で逮捕

副業・もうけ話

千葉日報によると、船橋東署が詐欺未遂の疑いで自称高校生を逮捕した。調べに対し「SNSで知り合った人に誘われた」と話しているという。受け子や出し子の入り口は、いまもSNSにある。誘う側は顔も本名も見せず、現場に出た側だけが捕まる。この日は同時に、元「出し子」が日給75万円を稼いでいたという証言も報じられた。だが華やかな数字の先にあるのは、逮捕と前科だ。日給の話を持ちかけてくる相手は、捕まった後の話を決してしない。誘われた時点で、もう狙われている。

断言する。電話で「照合」や「検査」を持ち出す警察官は、全員ニセモノだ。

この日並んだ被害を見ろ。岐阜の5000万円相当、富良野の730万円、札幌の1000万円、静岡の250万円。手口はどれも同じ骨格をしている。郵便局員か警察官を名乗る電話で始まり、LINEへ移り、資産額を聞き出し、あなたの金が汚れていないか調べると言って全額を差し出させる。ビデオ通話に映る制服も、警察手帳も、無線の音も、二人がかりの芝居も、すべてその一点のための演出でしかない。本物の警察は、電話で口座を調べない。振り込ませない。道路脇に金を置かせない。逮捕状という言葉が電話口から聞こえた瞬間、それは捜査ではなく詐欺だ。切っていい。かけ直す必要もない。

※各項目は報道各社の記事や公的機関の発表をもとに、編集部が事実を整理して独自に構成したものです。容疑者・被告の氏名は報道時点のもので、有罪が確定したことを意味しません。

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